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2024.05.06 |

老眼矯正技術CK

前回のエントリで老眼はレーシックでは治せないと書きました。
では老眼は現在の医療では治療できないのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。実は老眼を治療する技術は存在するのです。
それがCKとよばれるものです。

CK(Conductive Keratoplasty)とは、Refractec社で開発されたアメリカFDAの認可を受けた矯正技術で、訳すと伝導性角膜形成術となります。

簡単な原理を説明すると、Keratoplast TM Tipという機械を用いて高周波のラジオ波を角膜の周辺部に照射していくことで、角膜の組織を収縮させて角膜の山なりを急勾配にし、角膜の屈折率を強くして老眼の矯正を行います。

CKの特徴として、
・安全性の高さ
・痛みがほとんどない
・手術が短時間
・他の屈折矯正手術や白内障手術との併用も可能

といったことがあげられます。

まだ日本ではあまり普及していないのですが、これからどんどん取り扱う病院も増えてくるはずです。

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2008.03.18 | Comments(0) | Trackback() | 視力矯正全般

老眼はレーシックで治せる?

結論を言ってしまうと、老眼はレーシックでは治りません。

レーシックは屈折異常を治療するものであり、調節異常によって生じる老眼は治せないのです。


もう少し詳しく書きましょう。

人間の目にはピントを調節する機能が備わっています。

それは主に角膜と、水晶体・毛様筋によって行われます。

水晶体は凸レンズの役割を果たしています。さらに、厚みを変えることができるので、それによりピント調節が可能になっています。
毛様筋は、その水晶体の厚みを変化させる筋肉です。
この2つによってハッキリと遠くを見たり、近くを見たりすることができるわけです。

しかし、年齢の進行とともに、毛様筋が衰え、さらに水晶体の弾性が低下します。
すると水晶体を厚くすることが困難になり、至近距離にピントを合わせられなくなってきます。
これが老眼のメカニズムです。


レーシックは角膜のカーブを変化させることで近視や乱視、遠視を矯正します。
つまり、水晶体や毛様筋には変化は無いので、老眼は治せないのです。

しかし、最近老眼を矯正する技術も出てきました。これについては別項目で述べたいと思います。

2008.03.18 | Comments(0) | Trackback() | レーシック

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